「ビジネスマナーは大切なものです。」
といわれてもピン!とこないと思います。

”何を当たり前なことを”と思う人も
いるかと思いますが、
なぜ、マナーが大切かと聞かれても
それが社会の常識だから以外の答えを
出せる人は少ないのではないでしょうか。

まずは、ビジネスマナーをしなければいけないのか?

まずはビジネスマナーとは
何かを考えていきましょう。

 

ビジネスマナーは相手に対する気配り、心遣い

ビジネスマナーが必要になるとき
それは貴方と相手がいるときになります。

相手がいてこそビジネスマナー(以後マナー)は成り立ちます。

相手を思いやり、気遣い、敬う気持ち
言ってもいいと思います。

マナーとは他人に強制されて行うものではありません。

大切なのは、
「おはようございます。」とった人に合ったときの挨拶
誰かに手伝ってもらったときは「ありがとう」の言葉
仕事に遅れて回りに迷惑をかけないために少し早く出社する

このようなマナーは相手のことを気遣い、
思いやることから行われるものです。

『仕事は最低限のルールを守って就業時間をきちんと守っていれば他の人に迷惑をかけていない』
と考えている人もいますが、
マナーが出来ていないと
知らず知らずのうちに周囲の人へ
迷惑をかけている可能性があります。

 

一人で全てのことは出来ない

社会に出て自分一人で全てのことを
こなしていると思っている人がいますが、
実際は大勢の人が支え合って
成り立っていることを忘れてはいけません。

貴方が一人でやっていると思っている
仕事も大勢の人が関わって完成しています。

他人と関わらずに仕事を完成させる
ことはほとんどないでしょう。

常に誰かと関わりながら社会で暮らしています。

誰かに関わっている以上、
相手に対しての心遣いが
大切であるということを
忘れないでください。
どんなときでも、
上司や後輩、取引先やお客様といった
人間関係を円滑にして仕事を順調に
進めるためには正しいマナーを
身に付けることが必要です。

大切なことは
自分の言動を相手がどう感じるか
自分の行動で相手が不快に思っていないか

こういった相手への心遣いがマナーなのです。

 

だれも指摘してくれない

社会人の常識と思われている
マナーはたとえ貴方が間違っていても
だれも指摘してくれません。

これはとても恐ろしいことです。

自分で気づかなければ
間違ったマナーをつづけていくことになります。

社会は厳しいもので出来ていない人に
対して気づかないうちに『使えない人』
というレッテルを貼り付けます。

それはマナーが出来て当たり前と
だれもが考えているからです。

だからこそマナーをしっかり知っておく
必要があります。

 

マナーが出来る人は信用される人への第一歩

社会での人間関係の多くは
信頼関係で成り立っています。

上司、後輩、取引先、お客様と
いった人たちとの関係は信用の
上の成り立っています。

前に述べたように仕事は
一人で行うものではなく
多く人たちの力を借りて行っています。

そのため信用を失うような行動を行えば
どんな仕事も上手くいかなくなります。

一度、失った信用を取り戻すのはとても難しいことです。

そうならないためにも、
マナーをわきまえて他人への気配りが
出来る人になることが大切です。

マナーをわきまえている人は
相手を不愉快にさせるような言動や
人に迷惑をかけるようなことはしないでしょう。

逆に言えば
相手を思いやった言動をし
人に迷惑をかけないように気遣いの出来る人です。

そんな人は間違っても、
相手を傷つける発言、
自分の仕事をしない、
納期を守らない、
といった信用を損なうようなことを
しないからこそ信用される人として
周囲から思ってもらえます。
人が貴方を見るときは
仕事が出来るという以上に
見た目やマナーが出来ているかなど
感情に左右されて判断をします。

貴方もあるのではないでしょうか。
なんとなく一緒に仕事をしたくない人
一緒にいるだけでイライラさせる人

こういった人の多くが
見た目や発言に問題があります。

そういった扱いをされれば
貴方の仕事の実績も正当に判断されないかもしれません。

そうならないためにもまずは
マナーを身に付けることが基本になってきます。

 

 

貴方は会社の看板であることを忘れてはいけない

貴方が行う行動の全てが貴方の会社にも
影響してきます。

警察官の格好をした人が犯罪を犯せば
警察全体の信頼にも影響する。

これと同じように貴方の行動が
会社のイメージとして
受け取られてしまうということです。

あなたがホテルを予約しようと
電話をしたとします。
そのときの電話の対応が
「満室なんで、利用できません。」
と言われて電話を切られたらどう思いますか?

間違いなくそのホテルに対して
悪いイメージを持つことでしょう。

また、商談で挨拶もほどほどに
商談の本題の話を始めたら相手に対して
感じが悪いと思うのではないでしょうか。

本来ならこういったことは
マナーが出来ていない人の問題ですが
相手は貴方を通して会社を見ています。

所属する会社という組織の一人として
見ているので貴方のマナーが悪ければ
その会社のマナーが出来ていないと考えます。
これが反対に
電話の応対や挨拶がきちんと
出来ていれば良い会社というイメージを
相手に与えることが出来ます。

貴方一人の行動が会社に影響することを
思えばマナーの大切さが分かるのでは
ないでしょうか。

 

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