ビジネスマナーとして
人を呼ぶときの呼び方はとても
大切になってきます。
普段の調子で友達を呼ぶように
呼び捨てや『ちゃん』『くん』付けで
呼んでいるかもしれません。
会社の中には明確な上下関係があり
その関係にあわせた呼び方で
呼ばなければなりません。
もちろん自分のことを呼ぶときも
同じように注意しなければいけません。
ビジネス社会での人の呼び方の基本
まず、第一に気をつけなければ
いけないことは自分自身を
呼ぶときの呼び方です。
会社での自分の呼び方で
一番正しいのは「わたくし」に
なります。
普段、「わたくし」とった名称で
自分を呼ぶことはないと思います。
普段はは「ボク」「オレ」と
いった呼び方を使っていた人も
いるかもしれませんが会社では
「わたくし」「わたし」といった
呼び方で自分を呼ぶようにしましょう。
最初は、違和感を思うと思いますが、
1ヶ月もすれば慣れてきます。
そうしれば会社とプライベートで
自分の呼び方を上手く切り替えて
使うことができます。
役職で人を呼ぶときの注意
役職についている人を呼ぶ場合は
役職名で呼ぶことが基本となります。
部下なら名前で呼んでもよいですが、
相手が上司なら必ず役職名で呼びましょう。
「社長、お呼びでしょうか。」
「部長、先ほどの書類の件ですが」
といった具合に呼びます。
さらに役職名の前にその人の苗字を
付けるとよいでしょう。
人は、自分の名前や苗字を呼ばれると
親近感を抱くので人間関係としても
効果的です。
また、同じ役職の人が何人もいる場合は
それぞれを区別できるのでよいでしょう。
社長のように一人しかいない役職は
問題ないですが課長や係長などは
何名かいるので「名字+役職」で
呼んだほうが手間がかからないでしょう。
肩書きに『様』『さん』はつけない
昔、飲み屋でもないのに「部長様」と
言っている人を見たことがありますが
『様』や『さん』は必要ありません。
『部長』『係長』などはそれ自体に
敬意を含みものなので必要ありません。
社外のでの呼び方の基本
社内での呼び方は間違っても
大きなミスになることは
ほとんどないですが
社外の人の呼称は注意が必要です。
社外の人の呼称の基本
名字+役職
『山田部長』
社内と基本的には同じですが
絶対に名字をつけて名前を呼びます。
役職のない人なら「山田様」や
「山田さん」といった呼び方になります。
「さん」付けの呼び方はある程度仕事を
一緒にする機会があり親しくなってから
使いましょう。
役職+名字+様
『人事部課長の山田様』
電話や訪問先で取次ぎをしてもらう
場合にもちいます。
本人を前にして利用することはほぼありません。
社外の人との話で自社の役職者の呼び方
社外の人と話すときは
自社の役職者の呼び方は2通りあります。
- 名字のみ『山田』
- 役職+名字『課長の山田』
社外の人との話で自社の人の名前を
出すときは基本的に呼び捨てになります。
役職が会っても『役職+名字』のように
役職名を先に持ってきて名字を後に持ってきます。
『山田課長』のような使い方は
名字が前で役職が後に来る場合は
尊敬表現になります。
そのため社外の人との会話で使うのは
間違っているので注意しましょう。
会社の呼び方
自社と他社で呼び方に決まりが
ありますので気をつけなければなりません。
自社の会社の呼び方
『弊社(へいしゃ)』『私ども』『私どもの会社』
相手先の会社の呼び方
『御社』『貴社』『そちら様』
『会社名+様 (例)山田工業様』
といったように呼びます。