社会に出れば、お辞儀をする機会は
いくらでもあります。

朝の挨拶から始まり、謝罪やお礼を
伝えるときといったように
多くの場面でする機会があります。

しっかりとしたお辞儀ができれば相手に
好印象を与えることができます。
お辞儀は相手に対して
感謝の気持ちや、敬意、謝罪など
あなたの気持ちを伝えるジェスチャーです。

言葉だけで
「こんにちは」
「ありがとうございます」
「申し訳ございません」
と伝えても相手に適当な印象を与えます
しかし、丁寧なお辞儀と一緒にする
ことで相手へあなたの気持ちが届きます。

丁寧なお辞儀をすることで
相手に与える印象はがらりとかわります。

お辞儀の正しい仕方をしっかり確認していきましょう。

 

 

お辞儀をするとき

 

お辞儀は一回にすべてを

会社でたまに、何度もお辞儀を
繰り返している人を見ることがあります。

双方とも中途半端に頭だけを下げて
ペコペコと繰り返します。

あなたはこのようなお辞儀をしてはいませんか?

つい癖だったり、お辞儀をする
タイミングが判らなかったりと
言った理由があるのかもしれませんが、
このようなお辞儀は決して美しい物ではありません。

お辞儀は1回にすべての気持ちを乗せておこないましょう。

 

 

お辞儀をするときの基本姿勢

お辞儀をするときは
背筋を伸ばし腕を両脇に持っていき
体とく腕がくったいた状態に
指先はそろえて伸ばしましょう。

靴の踵をそろえてつま先をVの字型に
開きます。
そして、顎をほんの少し引いた状態に
することで基本姿勢が完成です。

目線は相手の目かその少し下あたりに
視線を向けて相手を見ます。

 

お辞儀は言葉を言い終わってから

どんな時もお辞儀をするときは
言葉をしゃべり終えてから行います。

挨拶、感謝、謝罪などを告げた後に
お辞儀をしましょう。

言葉とともにお辞儀をしている人は
とてもい多いいです。

そしてそういった人は
そのことに気づいていません。

あなたも同じように言葉とお辞儀が
一緒になっていないかを確かめて
一緒になっているなら直しましょう。

 

お辞儀は腰でする

お辞儀は腰から上を前傾に傾けます。

頭は顎を引いた状態で
上体を前に傾けていきましょう。

腰から頭にかけてまっすぐ棒が
入っているイメージでお辞儀をします。

ダメなお辞儀でよく見るのが
腹から頭まで背中を丸めるような
お辞儀をする人がいますが
されている側から見ると
美しいお辞儀とはいえません。

お辞儀をする際に
手を前に持ってく場合は
左手の上に右手を軽く重ねて、
指は指先までしっかりと
伸ばしましょう。

ごくまれに、お辞儀をしている人の中で
なかで手を後ろで繋いだ状態で
頭だけを下げる略式のお辞儀をする人が
いますが、略式でも相手に対して失礼に当たります。

 

2秒から3秒間、お辞儀をした状態で止まる

お辞儀をして一番深い位置に
体が曲がったときに2秒から3秒間
体を停止します。

たまにいるのですが、
3秒を意識するあまり
1で体を前傾にして
2で止まり
3で上体を起こす人がいます

そうではなく体が深く前傾になった
状態で心の中で2、3秒を数えましょう。

自分ではしっかりお辞儀を
したつもりになっても
すぐに上体を起しては
あなたの気持ちが相手に伝わりません。

一番深い位置で体を
止めることを忘れないでください。

 

上体をゆっくり起こす

3秒心の中で数えたら
上体をゆっくり起こします。

体を起こして最後に首を上げて
相手の目に視線を持ってきます。

お辞儀をする相手に目線をむけることで
あなたにお辞儀をしているということを
相手に伝えるためにも目線は大切です。

 

お辞儀の角度を注意する

お辞儀は角度によって
意味が変わってきます。

状況に応じて使い分ける必要があります。

軽いお辞儀 【 会釈 】

会釈をするときは腰を15度ほど
曲げた軽い挨拶のときに使用します。
社内での挨拶や、来客に飲み物を出す時
などに使用します。

基本的な挨拶 【 敬礼 】

敬礼をするときは腰を30度ほど
曲げたお辞儀で一番よく利用するお辞儀です。
出勤、退社の挨拶や上司に対して利用します。

丁寧なお辞儀 【 最敬礼 】

最敬礼をするときは腰を45度ほど
曲げてお辞儀をします。
相手に対して深い敬意を示すお辞儀で
来客への挨拶や感謝、謝罪のときに利用します。

家に、大きな鏡があるようなら
その前に立って美しいお辞儀が
できているかをチェックしてみてください。

 

⇒ マナーの記事一覧に戻る