会席料理ではお吸い物や椀物は必ず出てきます。

椀物にもいただき方がありますので、知っておくとどこかの機会で役に立つかもしれません。

お吸い物のいただき方

椀種やだし汁の風味が大切なので、出されたら冷めないうちにいただきましょう。たまに椀に蒔絵などが施されているならそちらを鑑賞してみるとよいでしょう。

それからフタを開けて彩のよい椀種を鑑賞するように器の中を見ます。このときに凝っているお店だとフタの裏にも蒔絵がほどこされていることがあります。

開けたフタは膳の右側の外に置きます。

このときフタは下向きに置きます。

椀とても傷つきやすいのでほかのフタと重ねたりしないようにしてください

とはいえ、高級店にでも行かないと椀やフタに蒔絵が描かれているようなものが出てくるのはまれなので何んとなき頭の片隅にでも覚えておいてください。しかし、器の置き方はどこかで役に立つので覚えておいてください。

いただくときはお椀を両手でもち汁を一口味わいます。このとき蒔絵が施されているなら口をつける場所に蒔絵が無いところに椀をすこし回して口をつけます。

椀種が汁をいただきさいに邪魔になるようなら椀種をはしで抑えるようにしても良いかと思います。

汁を味わってから椀種を口に運びます。
汁と椀種は交互にいただきながら楽しみます。

食べ終わったらフタをそのままにせずに椀にフタをして運ばれてきたときと同じようようにフタをして元の状態に戻しておきます。

それから膳の奥側に両手で移動させましょう。

フタを元に戻すという作法はかつ重やうな重などの丼ぶり物でも同じようにします。

吸い物・椀物のマナー

  • 汁椀は料理だけではなく器も楽しみましょう。
  • 蒔絵がある場所には口をつけないようにしましょう。
  • フタは膳の右側に置き食べ終わったらフタをしましょう。

さいごに

良いお店に行くとお吸い物の汁椀には蒔絵が施されているものがあります。

そういった蒔絵が施された椀を使っているような料理は蒔絵に題材に合わせた演出がされていることもあるので蒔絵を見ながら考えてみると面白いかもしれません。

蒔絵は汁椀のフタ
そしてフタを開けるとフタの裏に
お吸い物を楽しんだ後汁椀の底にと
いろいろな場所に蒔絵が施されており
そういった椀は蒔絵で
物語を演出されていますので
余裕があればそういったところも
楽しんでみてください。

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